【おすすめ本】嫌われる勇気

おすすめ本

こんにちは。

3年目サラリーマン「こーだい」です。

今日はつい先日読んだ、岸見一郎さん、古賀史健さん共著

『嫌われる勇気 -自己啓発の源流「アドラー」の教え-』

についてまとめていきます。

 

どんな本?

みなさん、「アルフレッド・アドラー」という方をご存じですか?彼はオーストリア出身の心理学者・精神科医です。フロイト、ユングと並び、心理学の三大巨頭と称されます。アドラー心理学の創始者であり、様々な名言を後世に残しています。フロイトの心理学が過去志向(原因の究明)に焦点を置いてあるのに対し、アドラー心理学は未来志向(目的の探求)に焦点を置いています。フロイト、アドラーは一時期共に研究を行っていましたが、それぞれの考え方の違いから、それぞれの心理学を確立していったといわれています。

本著では、心理学の三大巨頭の一人である、アドラーの思想を対話形式でまとめています。

登場人物は青年と哲人の二人で、彼らの対話の中でアドラー心理学について理解を深めることができます。対話形式であるため、心理学の参考書のようになかなか読み進められないということはなく、簡単に頭の中に入ってくる印象です。

 

話の流れ

嫌われる勇気』は前項でも話したように、青年と哲人の対話形式で物語がすすんできます。「世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる」と説く哲学者と、それに納得できない青年が5回の夜をかけて議論した様子が一冊にまとめられています。

  • 第一夜:トラウマを否定せよ
  • 第二夜:すべての悩みは対人関係
  • 第三夜:他者の課題を切り捨てる
  • 第四夜:世界の中心はどこにあるか
  • 第五夜:「いま、ここ」を真剣に生きる

それぞれの夜は上記の内容で議論が進められます。

アドラー心理学に対して様々な点で疑問を持つ青年とその青年の疑問を一つ一つ紐解いていく哲人。二人の掛け合いは非常にテンポがよく、どんどん読み進めていくことができます。

 

アドラーの考え方

アドラー心理学は未来志向という話を最初のほうでしましたが、未来志向ってどのようなことを指しているのでしょうか?

アドラー心理学では過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考えます。

ちなみにですが、フロイトの心理学では、原因論、つまり、過去○○ということがあったから、今××ということになっているという考え方です。この考え方は比較的簡単に想像できると思います。では、アドラーの心理学はどうでしょう。アドラー心理学の場合は、今の目的が○○だから、今××ということになっているということです。ちょっとわかりにくいので、本書の中で述べられている例を一つ上げます。

“引きこもる人”の例

フロイト心理学:自分は両親に虐待を受けたから、社会に適合できず引きこもっている。

アドラー心理学:外に出たくないという目的のもと、過去の経験から不安や恐怖を作り出している。

つまりは、フロイト心理学では引きこもる人は引きこもるということを選択させられているのですが、アドラー心理学では引きこもる人が引きこもることを選択していると解釈できるのです。

過去にとらわれず、「人は変わることができる」ということを前提とした考え方になっています。

 

嫌われる勇気とは

この本のタイトルである【嫌われる勇気】とは何なのか非常に気になりますよね。一つのポイントとしては、アドラー心理学の中にある「承認欲求の否定」です。他人からの承認を求め、他人の評価ばかりを気にしていると、最終的には、自分の人生ではなく、他者の人生を生きることとなると哲人は話しています。個人としてできる最大のことは、「自分の信じる最善の道を選ぶこと」であり、その結果他人がどのような評価を下すかということは個人の管理下にはないということを示しています。自分の課題と他人の課題を分離させることによって対人関係の悩みが解消できると説いています。

つまり、アドラー心理学では、他人ばかりに目を向けず、自分自身に目を向け、変化を起こしていけば幸せになれるといっているのです。すべての人に承認される必要はない、つまり、相手の下した評価がマイナスなものであっても自分の課題でなければ気にするなということです。嫌われても気にしない勇気ととらえることもできますね。

 

終わりに

様々なことを述べてきましたが、本著では未来の目的に応じて人は変化することができるということを書いています。成功している人は過去ではなく、未来に目を向けて行動している傾向があります。できない理由を探すのではなく、どうやったらできるのかということを考える。この本の中には、自分の人生をよりわくわくさせるためのエッセンスがたくさん盛り込まれていると感じました。内容としてはかなりポジティブなことが書かれていると感じました。現状を変えたい、なんかもやもやしているという人にとってはうってつけの本だと思うのでぜひ読んでみてください。

Life is an adventure…

 

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